本日(2018.11.2)はアメリカ雇用統計の発表日です。
アメリカ雇用統計は月内の重要指標発表の中でも一際注目度の高い指標で、ボラティリティも非常に大きくなります。
そのため、通常であれば、発表前は「嵐の前の静けさ」からか値動きが次第に閑散となり、発表の瞬間に爆発するという流れになります。
ただし、今回は若干異なる模様。
というのも、
①11/1にブレグジット関連のポジティブなニュースが出てリスクオンが加速
②11/2にトランプ大統領が米中貿易合意の草案作成を指示、との報道により円売りがさらに加速
といった英米から重要な報道が飛び出した結果、活発な値動きが続いています。
雇用統計までは6時間強の時間の猶予があるため、利益確定で欧州時間は値動きが伸び悩むのか、逆にリスクオンの勢いを継続したまま雇用統計発表を迎えるのか気になるところですね。
ちなみに、チャンス≒リスク。
大きく動くときに上手く波に乗れれば利益も伸びますが、波が崩れたタイミングで追っかけてしまうと大きな損が出ることもままありますので注意が必要です。
FXのやり方として、
①大きな波が来ていても慌てない。
②波に乗り遅れた場合は押し目、戻りを上手く狙うような冷静さを忘れない。
この2点は徹底したいものです。
また、基本的にトレンドが出来ている場合は(指標発表内容が予想から大幅に乖離していない限り)、発表後はトレンドに追従する形で値動きが活発化することが多いので、波に乗り遅れたとしても指標発表時に順張りで上手く付いていけばチャンスはまだありますから、午後の値動きはあまり気にせずトレンド方向の確認程度で済ませるのも手かと思います。
アメリカの雇用統計とはいえ、ボラティリティが大きい(利ざやを狙いやすい)ポンドやユーロが連日の大陽線となるのかを注視しておきたいと思います。