世界経済ってなんで安定しないんでしょうね。
というか、不安を掻き立てるニュースがまたまた報道されていました。
以下がそのニュースの抜粋。
「南米のベネズエラで20日、ハイパーインフレ対策として、通貨単位を5桁(10万分の1に)切り下げるデノミネーションが実施された。
通貨単位は「ボリバル・フエルテ」から「ボリバル・ソベラノ」に切り替えられ、これまでよりゼロが5つ少ない新紙幣の流通が始まった。
デノミと併せて、マドゥロ大統領は貧困対策として34倍の賃金引き上げも発表した。
ちなみに、賃上げが導入されるのは今年に入ってからだけでも5度目とのこと」
上記のニュースだけでは分からないのですが、新通貨の購買力とか対ドルとの相場とか金利とかも気になりますね。
もちろん、結局は一般市民が一番の被害者に違いありませんので、当事者のベネズエラ国民の方々の生活の安定を願いますが、実際、世界経済はつながっているのでFX相場の観点で日本にいても不安を感じます。
国内のFXや外為取引(外貨預金など)では特段ベネズエラの通貨は出てきませんが、一部の国で経済が混乱すると、それだけでリスク回避思考が強まったり、輸出入の問題や近隣諸国がどの程度支援するかで今後のリスク予想が世界を行き巡るようになると主要通貨の相場にも飛び火する恐れがありますからね。
それと出資している国がどの程度の損失を被るかでパワーバランスが変わることもありえますし。
アルゼンチンも不安定ですから「南米発の経済危機」みたいなことが起きないことを願います。
上記を踏まえたうえで、
「新興国通貨、高金利通貨には手を出さない」
「スワップ狙いは避ける」
これが当面のリスク対策を反映した作戦となりますね。。。
ボラティリティがないとトレーダーは苦しむが
ボラティリティが激しすぎると個人トレーダーの心臓が持たない。。。
これが本当のFXジレンマ
相場はどうなるやら…。