#テニス全米OP セリーナ選手のアレはある意味正しいんじゃない?


 

 

  大坂なおみ選手グランドスラム優勝おめでとうございます!

全米オープンテニス

大坂なおみ選手のプレー。圧巻・圧倒的で本当に勝者らしかった。

そして、大坂なおみ選手について優勝のニュースが目立ってしまいあまり語られてないですが、
今回の全米オープン全体でも1セットしか落としていないんですよね!!

まさに「優勝」にふさわしい勝ち方だったと思います。

本当にすごいです!!

 

そんな大坂なおみ選手の決勝戦で記憶に残るのは、セリーナ選手のスライス系の沈む玉を逆クロスにパッシングでポイントした場面。

あれはボールを追うスピードもですが、手首とヒジをそうとう鍛えてないとできないプレーですよ。

 

というわけで、本来は大坂選手に注目するはずのニュースですよね。

でも、、、

 

  残念ながら注目されてるのは… 

 

本来は優勝者に注目されるはずなのに、なぜか暴れまくったセリーナ選手やブーイングした観客など外野勢が話題をかっさらってますよね…。

大坂選手が2-0ストレートで王者(クイーンか?)を降したわけですから圧倒的歴史的勝利、時代が変わるのか?!的な話なはずなのに残念です。

優勝よりも暴れたほうがニュースになるのってどうなの?と思いませんか?

もちろん、セリーナ選手やブーイングした観客については各紙面で酷評されてますから決して良い意味のニュースではないのですが、、、。

 

  だけど、ちょっと待って 

ただ、そんなセリーナ選手から学べることもあると思います。

反面教師的な意味じゃなくて。

というか、セリーナ選手のクレームってある意味正解じゃないかなと。

あ、クレームの内容に正当性があるって意味じゃないです。

 

ここで少し前置き、「テニスのツアープロの環境」のお話を。

  テニスは過酷なスポーツ 

少し前置きなんですが。

ツアープロの環境って異常といえるほど過酷なんです。

・戦うのは一人(試合中のコーチングはルール違反)
・移動もスケジュールもコーチも滞在先も、本来は選手一人で管理(お金がないとスタッフを雇えない)
・勝って知名度を上げ、また勝ってステージを上げていかないと賞金は低いまま。
_そのままではスポンサーもついてくれない。
・賞金やスポンサーがないと、経済的に選択肢が狭まってしまう。
_そのため、移動手段も滞在先も疲れを癒すのには不適合なレベルのものしか選べなくなる。
_結果コンディション調整が難しくなってさらに勝つのが困難になる。
・勝てないとツアープロとして食っていくのに非常に苦労することになる。

つまり、本当に一部の勝ち続けられた人たちだけ、賞金やスポンサーの援助で「自分のチーム」を作ってマネジメントやコーチを頼んで試合に集中できる、というある意味でチームスポーツのプロとは全然違う過酷さがあります。
かといって、勝ちつづければ年中、世界を転戦することになりますので体への負担は増し続けるわけです。

 

一人で戦うという意味ではゴルフのプロも似ていますが、ゴルフは拠点を国内にするか海外転戦か選べますし、ラウンド数は(予選から最終日までの進み具合の差はありますが)全選手ほぼ均等です。

テニスの場合は、1対1の勝ち抜きですから勝つほどに試合数は増えて体の負担も増す、相手との戦力差によってはフルセットの試合も続くわけですから、その面でもゴルフよりも過酷と言えます。

さて、そんな過酷な環境だからこそ「勝利」に対する渇望が明暗を分けることがあると思うのです。

ここで、セリーナ選手の話に戻します。

 

  クレームは武器?!戦略?! 

セリーナ選手が審判にクレームをつけたり、怒りをあらわにしラケットを破壊したこと
それ自体はスポーツマンシップに則った行動とは思えません。

これからプロテニス選手を目指す子供たちにはよくないお手本ですよね。

 

でも、その行動や思いの根底にあったのは「勝利を少しでも引き寄せる」という目的意識・戦略です。

だって、試合を投げ出したりしなかったですよね。

もちろん傍目に見ても無茶苦茶と分かりますし、セリーナ選手自身が自滅した面は大きいと思います。

 

それでも、セリーナ選手が勝つため(勝ちを引き寄せるため)に、
少しでも有利なジャッジを引き出せないか?
相手選手のリズムを崩せないか?
観客を味方にできないか?

と考えていたのは伝わってきます。

 

そして、なによりも良い(?)点は「自分が勝てないのはおかしい。王者でないのはおかしい」という理不尽とさえ言えるほどのエゴ。

その勝利にこだわる姿勢や、そのために恥や外聞を捨てる(そもそもそういう文化的概念があるのか不明ですが)行動自体は日本人として学ぶ点があると思います。

 

  まとめてみると 

日本人の良い点

・勝ち方の美学、品性のある勝ち方、驕る平家は久しからず、などの美意識
・生き様としての美意識は世界的に見ても非常に徳の高い素晴らしい文化、守るべきもの

 

海外選手から学べる点

・「自分(だけ)が勝者にふさわしい」というエゴとさえ言えるメンタル
・「勝つために出来ることはすべてやる」という勝利第一主義

 

つまり、日本人の美意識を守りつつも、勝利を少しでも引き寄せるための徹底した戦略を汚いと断じてしまう思考は変えていくべきではないかと感じます。

もちろん、勝利を少しでも引き寄せるための戦略であって、暴れて自滅し罰金処分を受け各大手紙面で酷評されるような結果になっては意味がありませんから、伝え方やアピールの仕方を考えていかなければいけないのは当然のことです。

ただ、全米オープンテニス決勝で起きたことを、「大坂なおみ選手がかわいそう」「セリーナ選手はひどい」というだけで片付けたのではあまりに表面的な理解で済ませてしまうようで勿体無い気がしてなりません。

 

 

  終わりに 

セリーナ選手の戦略に巻き込まれず

ストレート勝ちした大坂なおみ選手は本当に本当にすごいと思います。

これから、もっともっと強くなると信じてます。

そして他のグランドスラム優勝、できればグランドスラム制覇とTokyo2020の優勝でゴールデン・スラム達成も目指してさらなる活躍を期待したいです!!!!

Author: FXのやり方とマネーインフォ~お金の情報サイト

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